相続において農地の遺産分割は難しい・・・

農業を営んでいる方の相続相談では遺産分割で頭を悩ませる事が多いです。

一般的な不動産(自宅やアパート)の場合も分けにくく、揉めない為にはどうすべきか
常に考えてコンサルティングプランを作成していますが、農地は特に難しい。

なぜかというと、農業を営んでいる方の場合は引き継ぐ財産内訳が
・自宅(土地建物)
・農地
・預貯金

という場合が多く、特定の相続人に農地を引き継ぐ場合、財産の大半が1人に集中してしまいます。

家督相続の時代と違って、現在の均分相続で考えると、遺産割合のバランスが取れませんから
遺留分の問題が残ってしまいます。
だからこそ私は他の兄弟姉妹がどう考えているのか気になりますし、事前に確認しておきたいです。

いま行っている 家族会議支援 では、遺産分割についてお元気な内から家族全員に方向性を示し、
共有しておく事を重視しています。

大切なこと
・財産を託す側(現在の所有者)がどうしたいのかを決める事
・受け継ぐ者がどう考えているかを知る事
揉めない為の相続対策において非常に重要ですね。

今回の提案は、 相続問題(遺産分割) を主としています。
ですから、相続税が一番低くなる遺産分割(分け方)とは違います。
結果的には一番低い分け方に比べて、税金は少し高く支払って頂く提案となっています。

私としても 遺産分割で揉めない分け方 かつ 一番相続税が安くなる分け方 が
ベストだと思いますが、そうはなりません。
全てとは言いませんが、節税対策が先に走ると、遺産分割で分けずらい状況になる事が多いです。

不動産資産は分けにくいからこそ、 なぜそのように分けたいのか(分けるのか) という考えや想いが、伝わっていることがとても大切です。
納得解(納得できる解答)ですよね。 結果的に納得できてないから揉めるわけです。

お父様もしくはお母様
資産を引き継ぐ方は、想いを言葉にして、事前に家族会議で共有される事を強くご提案致します。

この記事を書いた人

matsushita

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